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Qちゃん先生の子育てのヒント

モンテッソーリ教育

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モンテッソーリ教育




「モンテッソーリ教育」といえば...
私の中では、アメリカで、上流家庭の子どもが通うハイソな
プリスクール・幼稚園のイメージ。
正直言って(いつも本音でスミマセン)...
シュタイナーにはどうも納得いかず、モンテッソーリも同類かと、
たかをくくっていました。


先日、お通いのお母さんが興奮気味にこう言いました。
「モンテッソーリ幼稚園に見学に行ってきたんです!!」
「内装や道具などは全部天然木でできていて、素敵~。
子ども専用に食器などを置く棚を用意しなきゃいけないんだって。
牛乳はピッチャーに移しかえてね...」


モンテッソーリは、子どもの自律(自立ではなく)を促すんだって熱く語っていらっしゃいました。
モンテッソーリのことをもっと知りたいと思い、さっそく「お母さんの「敏感期」―モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる」(相良敦子著)を図書館で借りてきました。


アマゾンの家庭教育部門でずっとベストセラーに入っているので気になっていた本でした。もう、読んでびっくり!!!
自分が想像していた世界とは全く違っていました。
子育ての「敏感期」が5歳までとしたら、なんでもっと早くこの本を読んでおかなかったのか。本当にくやしいです。


でも!
私は、即実行派です!
もうだれにも止められない(笑)。
ついには本を購入し、今ではすっかりわが家の
実践的教科書
になりました。
(毎日巻末の取り組みをしています)


モンテッソーリって一体なに?
ひとことで言って、モンテッソーリとは「
子どもの見方やたすけ方を教えてくれる教育法」。
創始者の医学博士であり、後に教育者となったマリア・モンテッソーリ(1890~1951)の名前に由来します。


なにが素晴らしいかって...
モンテッソーリ幼稚園などに通わなくても(それにこしたことはないでしょうが)誰でも利用できて、今日からでも家庭に取り入れることができるところです。
私も、
この本を読んでから、子どもを見る目と、手のかけ方が激変しました。


例えば...
5歳(当時)の息子は、今なぜかすごく、玄関のカギを自分で掛けたがるんです。でも、カギの入れ方や力加減がうまくできません。
今までの私なら、きっとこんな行動をとったでしょう。
「忙しいから、今はやめて!!」と怒ったり
「へたくそ!!まだ無理よ!!」となじったり(^_^;)
「やめてーーーー!カギが折れる!!」と絶叫...


  (もう救いようがないですね...笑)


私が見本を見せることすらしなかったかも。
でも、子どものまなざしは真剣でした。
なんとか、自分の力でさせてやりたい、と思いました。
教え方のコツは、モンテッソーリ方式です。


★ゆっくり(大人の8倍の遅さのスローモーション)
★だまって(動作と同時に説明しない)
★はっきりと
★最後まで



「見ててね。」...じっと息を凝らして見ています。
「やってみる?」「うん!!!」
そうすると、できました!
息子は、それは喜んで、小躍りまでしています。
そ、そんなにうれしいの~!?


今まで、教えるといっても...
「なんでできないの!!」と怒りながら。
ササッと、やってしまう。
手まで怒ってる(笑)。
「ここをこうして」と説明も同時。


こんなやり方をすると、
子どもは、目と耳を同時に使わないといけない上に、お母さんのイライラも伝わり、見るべきものも見えなくなるそうです。
今までどんなに、子どもの好奇心、探究心、向上心をつぶしてきたのかと思うと、胸が痛みます...
またやっちゃったーーー!って感じ、ヘヘ(^_^;)。


この本の巻末には、家庭でできるワークがイラスト入りで
でわかりやすく載っています。
折り紙の項目は、目からウロコでした。
はさみのワークも毎日やらせています。
子どもたちは大喜びです。もっと、もっと!とせがみます。


もちろん、モンテッソーリは、「教え方」だけではありません。奥が深いです。0~5歳のお母さん、ぜひ今すぐこの本を手にとってご覧になってください。
今、読んでおかないと、一生後悔するかもしれませんよ!


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